さまざまな生産活動を通して発生する産業廃液や廃ガスに対する規制は、世界的な環境意識の高まりとともに厳しさを増しています。
私たちは高度な燃焼技術を駆使してこれに対応。さらなる環境性能を求めて新たな技術開発に挑んでいます。
’90年代後半には半導体工業の発展に伴い、製品洗浄に用いられる燐酸の需要が高まっていました。 燐酸は黄燐の燃焼によって得ることから、弊社の燃焼技術をこの分野に活かすことが企画されました。 1996年から始まったバーナの試作開発では、 燐酸の純粋さを保つための工夫など種々の特長を盛り込んで好結果を納め、’98年には第1号機の納入を行っています。この取り組みは、燃料燃焼以外の分野への進出という意味で、 弊社にとって大きな意義を持つものとなりました。
ヨウ素は普段の身の回りで使用している携帯電話やパソコン等の工業製品から医療分野まで幅広く使用されています。世界的に使用量が増え、大変貴重な資源となってきていますが、その産出量には限りがあります。そのため、ヨウ素のリサイクルが大変重要となっており、その資源再生に当社の液中燃焼方式が採用され、装置納入を行いました。