2010 (平成22年) | ●船舶燃料の低硫黄規制が欧州地域とカリフォルニアに施行された。低硫黄燃料対応バーナを開発、MGO/HFO対応型バーナとして販売開始、多数の就航船舶に対応。 ●舶用ディーゼル機関に対する IMO NOx3次規制(現行の80%削減)に対応する日本財団の助成事業「スーパークリーンマリンディーゼル」の研究開発PJが発足。 ●ボルカノも三菱重工業㈱殿からSCR・脱硝装置用排ガス加熱装置を請負い納入。 ●韓国SEENTEC社よりUAE向けに低NOxガスバーナ(NOx保証50mg/Nm3)を受注。 (LNG精製プラント、160t/h、190t/hボイラ用) |
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2011 (平成23年) | ●中国(成都市)に下水汚泥焼却炉用として、初の流動床焼却炉用起動バーナ・砂中ガンを納入。 |
2012 (平成24年) | ●LSDO対応舶用小型ボイラ用油圧比例制御バーナMJII-M型納入開始。 ●液中燃焼技術を利用した、ヨウ素回収装置を初納入。 ●次世代型下水汚泥焼却システム「過給式流動燃焼システム」向けに加圧対応バーナが継続採用。 ●沖原正章社長 国土交通「大臣表彰海事関係功労者表彰」受賞 |
2013 (平成25年) | ●電力の固定価格買い取り制度(FIT)の追い風を受けて、「バイオマス発電、流動層ボイラ用熱風炉および起動バーナ」の特需。 ●イタリア、トスカーナ沖のFSRU(Floating, Storage and Regasification Unit)プロジェクト向けバーナにてNOx規制値クリアのため、舶用で初の排ガス再循環を実施。規制値をクリアし無事試運転を終えた。 ●創立85周年 記念式典を開催。 ●工場内で発生する余剰水素を利用した、ボイラ用水素燃料バーナの初号機納入。 ●中国都市ゴミ市場向に「大型ストーカ炉用ガスバーナ」の初号機納入。 |
2014 (平成26年) | ●ブラジル沖のFPSO PJに投入されるREGAS船(船上再ガス化船)ボイラーに、陸上向けの技術を応用したNOx規制対応の油/ガス切替専焼バーナを納入した。 ●三菱重工殿が開発した新型LNG推進プラント UST(Ultra Steam Turbine)初号機向けに、SFFG II型 油/ガス混焼バーナを納入。試運転を終え無事引き渡しされた。 ●今後拡大が見込まれるLNG燃料船に対応可能な補助ボイラ用バーナ “Vignis”(SFUGXシリーズ)を新たにラインナップ。 ●株式会社クボタ殿から永年取引40年表彰を受ける。 ●中国都市ゴミ焼却炉市場向にストーカ炉用のガスバーナを継続納入。 |
2015 (平成27年) | ●海技大学校殿の実習用ボイラに「MJⅡ-90M型バーナ」が採用された。 ●製鉄業界向「均熱炉」及び非鉄業界向「流動焙焼炉」市場に初参入した。 ●工場内で発生する数種類の副生油、副生ガスを主燃料とした「VLNDX型ボイラ用混焼バーナ」を納入。副生燃料を有効利用することで省エネ、環境対策に貢献している。 ●中国の環境問題に取り組むべく上海で開催された「国際工業博覧会」に初出展し、産廃市場向けに販路拡大の足がかりを得た。 ●FITの恩恵を受け、「バイオマス発電用 流動層ボイラ用バーナ」で過去最高の特需を得た。 |
2016 (平成28年) | ●一般許可から「特定機械器具設置工事業(知事)許可」に変更、取得した。 ●LNG燃料船向けBOG処理装置(Boil Off Gas Combustion Unit)「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」を開発し、発売した。 ●LNG(液化天然ガス)燃料船向けオイル/ガス コンビネーションバーナ「Vignis-mini」を開発し、発売した。 ※「Vignis-mini」は、導入拡大が期待されているLNG燃料船向けに、蒸発量1t/h~3t/h規模のボイラに対応した製品。 ●東京ビッグサイトで開催された国際展示会「SEA JAPAN 2016」に出展した。 ●ボルカノ BOG処理装置「MECS-GCU」を搭載した日本郵船株式会社様の日本初のLNG燃料船である曳船「魁 (SAKIGAKE)」が「シップオブザイヤー2015技術特別賞」を受賞された。 ●ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」を搭載した阪九フェリー株式会社様カーフェリー「いずみ/ひびき」が「シップオブザイヤー2015大賞」を受賞された。 ●ドイツ ハンブルグで開催された国際展示会「SMM ハンブルク 2016」に出展した。 ●(公)日本マリンエンジニアリング学会より運営基盤の安定に著しく貢献したとして感謝状「貢献賞」を受賞した。 ●ボルカノ オイル/ガス コンビネーションバーナ「Vignis-mini」を搭載した世界初、LNG燃料の自動車運搬船が竣工した。 ※川崎重工業株式会社様が建造された世界初となるLNG燃料の自動車運搬船が南通中遠川崎船舶工程有限公司(NACKS)様で竣工した。 ●インドネシア ジャカルタで開催された、日本舶用工業会「第2回舶用工業セミナー」及び、台湾 台北にて開催された日本舶用工業会「日本舶用工業協会検討会in台湾」に参加し、ボルカノ製品を活用した船舶、海運の分野における課題解決についてのプレゼンテーションを実施した。 ●経済産業省の補助事業である「石炭ガス化複合発電実証事業」用として、大崎クールジェンに「高圧バーナ」を納入した。 |
2017 (平成29年) | ●世界的な環境意識の高まりを受け、中国以外では初めて東南アジア(マレーシア、タイ)向けに「都市ごみ焼却炉(ストーカ炉)用バーナ」を納入した。 ●ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」を搭載した新日本海フェリー株式会社様カーフェリー「らべんだあ」および「あざれあ」が就航した。 ●千葉 幕張メッセで開催された国際会議「Gastech(ガステック)Japan 2017」 日本舶用工業会コーナーに出展した。 ●シンガポールで開催された日本舶用工業会「舶用工業セミナー」に参加し、「環境保護、省エネへの提案」と題して、ボルカノ製品を活用した船舶、海運の分野における課題解決についてのプレゼンテーションを実施した。 ●シンガポール マリーナベイサンズで開催された国際展示会「Sea Asia(シー アジア)2017」 日本パビリオンブースに出展した。 ●ノルウェー リレストロムで開催された国際展示会「ノルシッピング2017」日本パビリオンブースに出展した。 ●タイ、ミャンマーにて、それぞれ開催された日本舶用工業会「舶用工業セミナー」に参加し、「きれいな海を守るための廃油処理提案、新燃料への対応」と題したプレゼンテーションを実施した。 ●各種産業界でのAIやIoTの活用の高まりを受けて、躍進する電子部品製造に不可欠な「湿式高濃度リン酸製造設備」を国内/台湾にそれぞれ納入した。 < |
2018 (平成30年) |
●フィリピンで開催された日本海事協会と日本舶用工業会共催「ビジネスマッチングフォーラム」に参加し、「LNG燃料対応などのボルカノ環境対応技術」と題したプレゼンテーションを実施した。 ●東京ビッグサイトで開催された国際展示会「Sea Japan 2018」ジャパンパビリオンブースに出展した。 また、日本舶用工業会「ショートプレゼンテーションコーナー」に参加し、「LNG燃料船のBOG処理」と題したプレゼンテーションを実施した。 ●ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」を搭載した新日本海フェリー株式会社様カーフェリー「あざれあ」が「シップオブザイヤー2017大型客船部門賞」を受賞された。 ●創立90周年 記念行事の一環として、台北への社員旅行を実施した。 ●舶用分野へのガス燃料活用に対応するプロジェクトチーム「VMGT(ブイエムジーティー)」が活動を開始した。 ●「都市ごみ焼却炉・発電プラント用ガスバーナ」で、中国GB規格認証を取得した。 ●創立90周年 記念式典・祝賀会をリーガロイヤルホテル大阪で挙行した。 ●台湾で開催された「台湾舶用工業セミナー」に参加し、「LNG燃料活用などのボルカノ環境対応技術」と題したプレゼンテーションを実施した。 ●旧日本軍によって中国 (吉林省ハルバ嶺)に遺棄された化学兵器の廃棄処理によって出た廃棄物の処理設備用として、「排ガス加熱装置及びキルン炉用バーナ」を納入した。 ●タイ向けで初となる都市ごみの「熱分解ガス化炉・溶融炉用バーナ」を、現地プラントメーカより直接受注した。 |
2019 (令和元年) |
●商船三井グループの日本栄船株式会社様が運航される、西日本で初めてのLNG燃料タグボート「いしん」が竣工した。 船内で発生するボイルオフガスを処理するために、ボルカノ ガス燃焼ユニット「MECS-GCU」が搭載された。 ●マレーシア クアラルンプールで開催された日本舶用工業会主催 「MALAYSIA – JAPAN BUSINESS MATCHING FORUM 2019」に参加した。 「LNG Fuel Utilization records for 37 years」と題したプレゼンテーションを実施した。 ●シンガポールで開催された国際展示会「Sea Asia 2019」において、日本パビリオンに出展した。 「LNG燃料船からのメタン放出ゼロ対応」と題したプレゼンテーションを実施した。 ●LNG燃料船向けガス燃焼ユニット 新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」(GCU=Gas Combustion Unit)を発売した。 ●今治市で開催された国際展示会「バリシップ2019」に出展した。 「船舶へのLNG(液化天然ガス)燃料導入の際の環境負荷軽減技術」を紹介した。 ●ノルウェー リレストロムで開催された国際展示会「ノルシッピング2019」に出展した。 ●台湾向けで当社初となる「ストーカ炉用燃焼器」を受注した。 ●東京-苫小牧間を結ぶ、RORO船「海王丸」が就航した。 廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減できるボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」が搭載された。 ●ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」を搭載した株式会社フェリーさんふらわあ様カーフェリー「さんふらわあ さつま」、「さんふらわあ きりしま」が「シップオブザイヤー2018大型客船部門賞」を受賞された。 ●LNG燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DFバーナ 新型「Vignis(ビグニス)」を発売した。 |
全自動
油圧比例制御式バーナ
TYPE MJII-M
「MJⅡ-90M型バーナ」が採用された海技大学校殿の実習用ボイラ
オイル/ガス
コンビネーションバーナ
「Vignis-mini」
(ガスバルブユニット)
ジャカルタにて開催
日本舶用工業会
「舶用工業セミナー」
ミャンマーにて開催
日本舶用工業会
「舶用工業セミナー」
台湾にて開催
「台湾舶用工業セミナー」
LNG燃料タグボート
「いしん」
新型「MECS-GCU」
2020(令和2年) | ●COVID-19の影響により在宅勤務(テレワーク)を開始した。 (在宅率最大70%・現業部門を除く) ●ボルカノが出展を予定していた国際展示会が相次いで中止または越年延期となった。 ●舶用ガス/オイル同時混焼DFバーナ「SFFGⅡ」のリモート試運転を、初めて海外造船所案件で実施した。 ●ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」を搭載した太平洋フェリー株式会社様カーフェリー「きたかみ」が「シップオブザイヤー2019」大型客船部門賞を受賞された。 ●ボルカノ LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU」を搭載した株式会社商船三井様LNG燃料タグボート「いしん」が「シップオブザイヤー2019」作業船・特殊船部門賞を受賞された。 ●ボルカノ ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis-W」を搭載した セントラルLNGシッピング株式会社様の国内初LNGバンカリング船「かぐや」が竣工した。 |
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2021(令和3年) | ●ボルカノ ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis-W」を搭載した川崎汽船株式会社様自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」が就航した。 ●「都市ごみ焼却炉・発電プラント用バーナ」において、ガスバーナに続き、油バーナでの中国GB規格型式認証取得に成功。 ●廃棄物の処理と清掃に関する法律に定められている各種基準を満たした焼却炉の設備を納入した。 当社としては、炉の大きさが最大級となる。 ●環境装置部門として、デジタル化を推進し、初めて遠隔リモートによる試運転を実施した。 ●中国基準満足のため、炉内圧を負圧とする焼却炉の設計製作を実施。無事に試運転を終えた。 ●【微生物触媒を活用】して可燃ごみからエタノールを作る事業目的で設立した積水バイオリファイナリー株式会社様の実証プラントの熱分解ガス化装置熱源として燃焼機を納入した。 |
2022(令和4年) | ●SCR(選択式還元触媒脱硝装置)用NOx還元触媒アシストシステム「MECS-CAS(メックス シーエーエス)」を発売開始した。 ●ボルカノ ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis-W」を搭載した川崎汽船株式会社様所有、多度津造船株式会社様建造の自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」がシップオブザイヤー2021」大型貨物船部門賞を受賞された。 ●当社代表取締役社長・沖原 正章、令和4年秋の黄綬褒章を受章。 |
2023(令和5年) | ●次世代燃料への対応として、大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻燃焼工学領域赤松研究室と共同ですすめた「アンモニア混焼(油)に関する研究」においてガス燃焼ユニット(Gas Combustion Unit、GCU)によるアンモニアガスの燃焼処理技術を開発、また、自社が陸上で実績を持つ水素燃焼技術を応用して、燃えやすい特性を持つ水素を安全に燃焼処理する基礎研究にも独自で取り組み、ガス燃焼ユニット(GCU)によるアンモニアガス、水素ガスの燃焼処理技術開発※1を完了した。 ●船舶における新燃料使用の課題解決提案として、アンモニア燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-N25(メックス エヌ 25)」※1、水素燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-H25(メックス エイチ 25)」※1を相次いで発売した。 ※1 公益財団法人 日本財団の助成を得て実施した新製品開発助成事業により技術開発を完了し、新製品を発売 |