大型LNGタンカーを動かす主機ボイラ用バーナから、船内・熱源などに用いる補助ボイラ用バーナ、焼却炉、スラッジ処理装置まで豊富な納入実績。省エネ・環境性能にすぐれた製品とグローバルなサービスネットワークで、安全かつ効率的な海上輸送を支えています。
LNG(液化天然ガス)燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DF(Dual Fuel=二元燃料、ここではガスとオイルの2種類を意味しています)バーナ「Vignis(ビグニス)」は、ガス専焼、オイル専焼だけでなく、ガスとオイルを同時に燃焼(混焼による連続燃焼可能)させることが可能です。混焼可能とすることで、LNG燃料タンクで発生した蒸発ガス(BOG=Boil Off Gas)のボイラ燃料としての有効活用が図れます。混焼時でも安定した燃焼を実現しており、燃料の切り替えも自動で円滑にできることから、お客様の状況に応じた専焼/混焼の選択が容易で、ヒューマンエラー防止に役立ちます。
※1 | 「Vignis」(登録商標)は、商標ボルカノの頭文字Vとラテン語ignis(炎)を組合せた造語です。 |
※2 | GCU:ガス燃焼ユニット(Gas Combustion Unit)の略。LNGを扱う船において様々な場面で発生する可燃ガス、不活性ガスが含まれる蒸発ガスを安全に処理する装置。 |
※3 | IGFコード: International Code Of Safety for Ships Using Gases Or Other Low-Flash Point Fuels(国際ガス燃料船コード、日本語に直訳するとガス燃料及び低引火点燃料を使用する船舶の安全に関する国際規則)。 LNG燃料船に適用される国際基準。 |
※4 | IGCコード: International Code for the Construction and Equipment of Ships Carrying Liquefied Gases in Bulk(液化ガスの撒積運送のための船舶構造および設備に関する国際規制)。LNG運搬船に適用される国際基準。 |
※5 | ガスフリー:LNG燃料船、バンカリング船は入渠前に可燃ガスをLNGタンク内から除去する必要があります。その際に大量の可燃ガスの処理が必要となります。 |
制御方式に比例制御を採用し、効率と省エネルギーを追求したバーナです。重油(HFO)だけでなく、SOx規制対応としてのMGOにも対応し、油種を問わずに使用できます。燃料油ポンプ、ヒータ、ファン等を一体としたコンパクトなパッケージバーナです。
小型補助ボイラやコンポジットボイラ用として開発し、重油(HFO)だけでなく、SOx規制対応としてのMGOにも対応し、油種を問わずに使用できます。燃料油ポンプ、ヒータ、ファン等を一体としたコンパクトなパッケージバーナです。MJ型は1977年から販売、MJⅡ型はMJの実績を基に2008年から販売している、ベストセラー機です。
風箱(ウインドボックス)、パイロットバーナ、燃料遮断弁等の付属機器および自動燃焼制御(ACC)を装備したバーナです。蒸気噴霧方式により、アトマイザ交換で今後の規制強化(NOx、SOx等)に対応できます。重油(HFO)だけでなく、SOx規制対応としてのMGOにも対応し、油種を問わずに使用できます。廃油もサブスプレヤをオプション装備する事で燃焼可能です。
エコを追求した「省エネルギーバーナ」です。低O2、ワイドレンジ対応により省エネ、環境負荷低減の両面に貢献します。蒸気噴霧方式により、アトマイザ交換で今後の規制強化(NOx、SOx等)に対応できます。重油(HFO)だけでなく、SOx規制対応としてのMGOにも対応し、油種を問わずに使用できます。
メンテナンス性を考慮したシンプルな構造の、大型ボイラ用バーナです。蒸気噴霧方式により、アトマイザ交換で今後の規制強化(NOx、SOxなど)に対応できます。重油(HFO)だけでなく、SOx規制対応としてのMGOにも対応し、油種を問わずに使用できます。単一バーナおよび複数バーナ適用可能(マルチ対応可能)な、大型ボイラ用バーナです。